レトロ マン
はじめまして
ジョニンドのブログを始めたいと思います。
世はレトロブームらしいですね。
特に若い人達の間では「昭和」を感じさせるファッションやツールをお洒落だと思う方々が多く「昭和レトロ」が人気になっているようです。
彼ら彼女等の言葉を借りれば「昭和レトロ」は「エモい」。
さて「エモい」という言葉にピンとこなくて、ほぼ日常言語として使うことのない僕達の若い頃にもレトロブームはありました。
ざっくりと言うと35年程前ほどかな。
建造物やインテリアで言うならばいわゆるアンティークと呼ばれる物でアールデコやアールヌーボーといったクラシカルなデザインに人気が集まっておりました。
大阪を代表するレトロ建築「松竹座」です。
竣工は1923年(大正12年)で当時から歌劇団のホームシアターとしてまた洋画の封切り館として大阪の人々に慣れ親しんできたまさに大衆文化の発信地。その殿堂としての役割を令和となった現在でも「ジャニーズJr.」のライブシアターなどとして継続している貴重な建物です。内部こそ今風にリノベーションされていますが、建設当時のまま残されたルネッサンス洋式の荘厳な外観などまさに惚れ惚れとする建物です。
でものこの建物を「昭和レトロ」と呼ぶかというと、僕はちょっと違うと思うんですよね。
その昔、僕達昭和世代にとってすでにレトロだと感じた物はあえて昭和レトロではないのではないかなと思います。
当時、日常的に自分の周りの風景にあった建物やインテリアや日用品が時を経てレトロと呼ばれている。それが「昭和レトロ」なのではないかな。
懐古趣味をどこに置くかという感じ方は勿論人それぞれだけど「レトロマン」としてはあえてその辺りに拘っていきたいと思います。
では初回はここまで。
また次回も是非読んでおくんなせい。
素晴らしきかな「昭和レトロ」